○単なるグルメ旅行ではない!料理王国の生の食文化
日本の会席料理と家庭の料理。私たちが普段食べている料理は、ほとんどの人が家庭の味です。家庭の味は、飽きのこない工夫と食文化を知るヒントが満載。イタリア人の男性はこぞって、“うちのマンマの味が世界一”と豪語します。グルメ旅行では体験できない食にこだわったエコツアーをお届けします。
○チーズの概念が変わる!究極の味
オートサヴォワ地方にある一軒の酪農家。ここでは山羊のミルクからチーズを生産しています。毎日朝から晩まで働きますが、拘りを沢山持っているため、わずかの量しかチーズを作れません。たとえば、山羊の餌。いくつかの飼料を混ぜて与えれば良いところを、ここでは、人間と同じコース形式で種類ごとに給仕します。このように極力ストレスのない環境で育った山羊のミルクから作るチーズは、三ツ星料理人ジョエル・ロブション氏を始め多くのシェフや地元に愛される究極のチーズ。フランスでもめったに食べることのできない、チーズ工房へ出かけます。
○見渡すかぎりブドウの木
ピエモンテでワイン生産者はどれくらいいるのか?と質問されたことがあります。その方と一緒に、景色の良い高台に登りました。あたり一面、地平線の先まで見渡すかぎりのブドウ畑。きっと、10000人はいます。人間にオリンピックへ出場するようなアスリートがいるように、ここピエモンテの大地は、1000年以上昔から野菜とブドウを作り続けた土壌。鍛え上げられた土壌は、肥料の必要ないブドウ生産のスーパーアスリート。イタリア最高級ワインの産地を歩きます。
○味覚を刺激する料理教室
現地でしか入手できない香辛料や、野菜を使ったレシピを憶えるより、“日本でも作れるシンプルな料理”をお教えします。講師は、ゆっくりずむ北海道の塚田がイタリアのマンマと呼ぶ、マリアンジェラ氏。彼女の料理は、毎年お連れする日本人の舌をうならせ続けています。
アクティビティー例)
・山羊飼いの一日体験(放牧風景見学〜生産者を囲んでの食事会)
・山奥にあるBIO(有機小麦を使った)パン屋へ
・マルシェ(市場)に買い物に行こう
・農家の無農薬食材収穫
・オフクロの味 〜マンマの料理教室〜
・ワイナリー、チーズ工房、ハーブ園など食の現場を見学
・トリュフ狩り(10月のみ)
・サヴォワ家の歴史巡り
・エヴィアンの原水を飲みに行こう
・中世田舎街の〜んびりウォーキング
・国立公園ハイキング
・モンブラン氷河見学など
○滞在地について
○サヴォワ地方(フランス)
フランスのベニスと言われるオートサヴォワの首都「アヌシー」13世紀〜16世紀までサヴォワ公国 の首都「シャンベリー」を中心に、フランスで一番大きな湖「ブルジュ湖」や多くの山塊に囲まれた、フランス人が旅行したい先として常に1,2を競う場所。
多くの日本人には未だ未開の地。美味しい食事と温かい人。中世の香りを残した建築や修道院。 「山のチーズ」と言われる、コンテ・アボンドンス等多くのチーズが作られる地としても有名。
○ピエモンテ地方(イタリア)
北イタリアに位置し、オリンピックで一躍有名になった「トリノ」が中心。 王と女王のワインと呼ばれる最高級ワイン「バローロ」「バルバレスコ」を筆頭に、世界最高の白トリュフ、
ヨーロッパ最高のチョコレートが有名。サヴォワ家が残した、ローマを凌ぐ最高級の世界遺産のある地だが、 近年まで観光に力を入れずベールに覆われていた。
「スローフード運動」発祥の地 ブラ村と共に、21世紀は世界の食の中心地として動きつつある。
○どんなところに泊まるの?
Chambre d'Hote(シャンブルドット)やchalet(シャレー)とは日本で言う民宿。民宿といえど、想像するほど商売っ気のないオーナーが多く、貸し部屋ほど割り切っていない空間がアットホーム。
例えるなら、フランス人宅に滞在して生活を共にするホームステイや 田舎に親戚ができてヴァカンスに行くような、そんな気分となる場所。 度々、オーナーが現れ、気を遣いゴニョゴニョ喋っていくのも愛嬌!!豪華なホテルではないが、フランスやイタリアにに家族ができた気分は忘れられない思い出に。
○宿泊例
フランスの有機ハーブ園 L'herbier de la Clappe
イタリアのB&B 'Ca Minot'
アグリツーリズモ Agriturismo Le Viole
○詳細
■催行時期 8月〜10月
■催行期間 10日間
■最少催行人数 4名様
■インタープリター 塚田 宏幸(ゆっくりずむ北海道)
■現地案内人 寺山 恵子さん(チーズ生産者)
■参加費 目安400,000円(日数・内容・為替レートによって変動あり)
■過去のツアー ブログ フランスイタリア記@ フォトアルバム(会員のみ)